最近四阿屋の岩場はほとんど登り尽くしたこともあり、1日中休みでパートナーが見つからない日は他の岩場でも独りで登ることが増えてきました。四阿屋以外には筑紫耶馬溪と日向神ですが、今回は日向神は愛のエリアを紹介します。
九州北部ではおなじみのエリアですが、とりあえずアプローチから。

キャンプ場手前、短いトンネルのすぐ横の階段から上がります

あとはハシゴや明確な踏跡を辿って登ります

歩き始めて10分弱くらいで、名作「花鳥風月」あたりに到着

トップFIXを行うため寿老人エリアへ。ちなみにトップFIX設置にはトポサイトの地図はあまり参考になりません・・・

このあたりから立木を使い愛のエリアへまっすぐ(写真では右)懸垂で降りれば「毘沙門天」〜「スキー天国」あたりの終了点に出ます

寿老人エリアのテラス、このあたりから降りれば愛のエリア上部と下部の中間あたりに

見てのとおり立木は豊富にあります。しかし、土地が痩せているせいか細い木が多いので懸垂するときの木は慎重に選んだ方がいいでしょう。さらにテラスの横幅は距離があるので、終了点あたりに出るまでに一度懸垂のためのロープをかけ変える必要がある場所もあります。あと懸垂中は後ろ見きでの藪漕ぎみたいになるので、虫や蛇が活発になる6月〜10月くらいまでは十分注意しないといけません。

フリークライミングの練習のために紹介している記事ですが、このエリアではアルパインにおける経験が豊富な方が安全でしょう。ルートも長いもので20m以上、上部が被っているものもあるので、40、50mのロープをシングルで扱う必要があるルートもあります。 

ただ、4本ほど比較的簡単に取り付けるルートがあります。上部の「狸は春風に乗って」〜「たぬきのこぶた」です。この4本は8m〜10mほどで左から回り込めばすぐに岩の上部に出ます。最初はこの4本を登りながら他のルートへのロープ設置をどうするか方法を練るといいでしょう。

最後に日向神はこの愛のエリア含め土日祝日は確実にたくさんの人で賑わうエリアです。このブログで紹介している方法での練習はテラスからの懸垂などで落石、落枝を誘発する可能性が高いですので、平日他に人がいない時のみに行うようお願いします。


※トップFIXでクライミングを行う方は自己責任でお願いします。  
仮に事故など起こっても当方では一切責任を負いません。  

福岡、久留米、九州、パルクールとクライミング 
Parkour & Climing in Fukuoka Kurume Kyusyu Japan

Extreme Ways 山口陽平
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