本シリーズの最初の記事でバックアップは煩わしくてやらないほうが返って登ることに集中できて良い、という旨書きましたが、なんとか煩わしさを最小限にしたバックアップ法はないかと模索した結果、ふたつだけ方法をまとめることができましたので記事にしようと思います。
Extreme Ways 山口陽平
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バックアップ方法①
〜 ダブルアッセンダー 〜
概念図
ルートの取付き点から終了点までカバー。バックアップ用ロープはメインとは違う支点にFIXします
トップFIXで使うアッセンダーの他にもうひとつアッセンダーが必要です。ふたつ目アッセンダーを空いてるロープにセットしてハーネスと連結させるわけですが、スリングをとおしてタイインから腰にぶら下がっているエイト環(その他下降器)つき環ビナを使います。上記のようにアッセンダーをセットすると50cmくらい下をふたつ目のアッセンダーがついてきます。ロープがきちんと張られていればなんの支障もなく登る度についてきます。そして意外にもフットホールドの邪魔になりずらいのです。
セット後、こんな感じでみえます。
バックアップ方法②
〜 核心前グローブヒッチ 〜
ルート中、どうしても越えられない核心があるが、その前後は問題なく登れる場合はこの方法がいいかもしれません。
概念図
ワンポイントバックアップとでもいいましょうか・・・こちらもバックアップ用ロープはメインとは
違う支点にFIXします
何度やっても越えられない核心を練習する場合、テンション時にロープが岩角に擦れたりアッセンダーのブツブツが外皮を傷つけないかどうしても気になるものです。そんなときに片割れのロープでグローブヒッチ(インクノット)を作りビレイループに連結させれば安心です。核心を越えられたらそこで解除すればOK。
グローブヒッチはセルフビレイなどに使われますが、シンプルな割に加重に強くかつ解除しやすいです。もしもグローブヒッチで不安だという方は中間エイトノットでバックアップをとればいいでしょう。
以上です。バックアップなしが不安な方は試してみてください。
次回の記事はこちら。
「より効率のいい方法」
※トップFIXでクライミングを行う方は自己責任でお願いします。 仮に事故など起こっても当方では一切責任を負いません。
福岡、久留米、九州、パルクールとクライミング
Parkour & Climing in Fukuoka Kurume Kyusyu Japan 次回の記事はこちら。
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