9/19少々追記しました。

久々の投稿です。
単独での練習方法、今までの方法とは一味違った方法で最近登ってます。
今までとの一番の違いは終了点上のテラスに行き立木にFIXする必要がなくなったことです。 そして、ボルトがしっかりしてるルートであれば理論上どこのルートでも練習が可能になります。そういった意味で「究極」の二文字を入れてみました。とはいえ世の中広し、まだいい方法があるかもなので?も入れてます。

今までの方法と比較して・・・

メリット:
a、終了点上にテラスがないエリアでも練習が可能

デメリット:
a、終了点にロープをFIXするまでのバックアップが面倒
b、ハングしてる壁ではかなりやりづらい
c、終了点までたどり着かないとカラビナを無駄にする可能性がある
d、1ピン目が遠いルートでは注意が必要

こうしてみると欠点だらけのように見えてしまいますが(苦笑)しかし、練習できるエリアが格段に増えるのは楽しいし、フリークライマーにはたまらないはずです。上記のデメリットは気をつけていれば問題ないレベルのものですし、私自身この方法でトラブったことは一度もありません。もちろん紹介済みの方法でもトラブってないですが・・・。というかトラブれんですね、単独での練習は。

さて、終了点にロープをFIXした後は今まで紹介した方法と一緒なのですが、それまでのプロセスが全然違います。そして決定的な違いは、前述のとおり練習できるエリアがかなり増える事でしょう。では以下写真つきで。


1)ロープをFIXするにあたってこれを使います。チョンボ棒っぽいのですが、少し違います。
(チョンボ棒でもできますが、少し手間がかかります。) 


2)先端にはコングのPanic Conectorを取り付けてあります。ダイソーで買った突っ張り棒2本で2m〜2.5mになるものを作りました。(今回の方法はこのコングのカラビナについて知らないと理解できないかもしれないので、もし知らない方はリンクなどから調べてください。)


3)登攀用ロープで中間エイトノットを作ります。(写真はラビットという結び方です。テンションかけまくっても解きやすい。エイトノットの亜種です。)


4)エイトノットをビナにかけます。

5)登りたいルートの1ピン目にカラビナごとかけます。支点がしっかりしてることを確認しアッセンダー装着、登っていきます。

6)1ピン目到着。セルフを取りアッセンダーを解除、コングのビナをピンから外し、2ピン目にかけたらまた登っていきます。

7)念のため、次の支点がしっかりしてることを確認してからセルフを外しましょう。あとは終了点までひたすらこの方法を繰り返します。

8)終了点到着。いつも通りセットします。あとは紹介済みの方法と一緒。

9)隣のルートの終了点にもかけてきました。

もはや説明は不要かと思いますが、1ピン目からロープをFIX、終了点までかけていく方法です。この方法で注意してもらいたいことですが、やはりロープを落としてしまうことが第1でしょう。 写真6)でコングのビナをハンガーから外して次にピンにかける時など注意が必要です。もし次点にかける前に棒とロープを落としてしまったら救助を呼ばなければなりません。もちろん対策の方法はありますが、次回バックアップの方法と合わせて紹介します。

※日向神、サンセットエリアで撮影

 ※トップFIXでクライミングを行う方は自己責任でお願いします。 仮に事故など起こっても当方では一切責任を負いません。   

 福岡、久留米、九州、パルクールとクライミング 
Parkour & Climbing in Fukuoka Kurume Kyusyu Japan 

Extreme Ways 山口陽平 
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