3/25 更新しました。※マーヴェリックのレビュー

靴が結構多くなってきたのでここにレビューの要点、主に自分の足型と合うかどうかを主語にしたまとめを載せたいと思います。「ファイブテン、スポルティバ、シューズの比較」がハード面なら今回はソフト的視点で書いきます。皆さんの靴選びの参考になれば幸いです。
※この記事は随時更新します。

【筆者の足】
サイズ:
左が25.6cm、右が25.1cm(つま先は人差し指を伸ばした状態から踵の最高点まで)
多少甲高幅広。※実寸は今後掲載予定。

タイプ:
ギリシャ型で人差し指が親指より2-3mm長い

靴の傾向:
a,39-40EUR(US6h-7h)・・・ミウラー パイソン  ミウラーXX マーヴェリック
b,40.5-42EUR(US8-9)・・・アナサジベルクロ ストーンランズ モカシムオンサイト ジーニアス 

ギリシャ型なので長い親指と人差し指がどれくらいつま先部分に干渉するかが、私の靴選びの一番のポイントです。二番目はヒールカップ周辺。靴の縁がくるぶしにあたらないか、サイドが余りすぎてないかなど。あとはアッパー部分の具合も確認します。ベルクロが余りすぎてたり逆に余裕がなさすぎたりなどを確認します。
それらを踏まえて靴を選んでいたら上記のようになりましたが、結論から言うとaの靴が足型に合っているようです。2足ともbグループの靴より一回り小さいですが特に変な痛みなどなく快適です。
bのグループについてはモカシムが一番足に合っているようで足全体にピタッと張り付く感じ。足首周りがスッキリしてるのもいいポイントです。逆に一番合っていないと感じるのはジーニアスでして、踵の両サイドが少し余っているし、今だに登り始めて結構早く親指のつま先あたりが痛くなってきます。

以下、靴それぞれについて。
























a【アナサジベルクロ ゴールデン・タン Anasazi VCS


去年前半まで私の主力だったアナサジベルクロ。もともとUS8で痛いのを我慢して履いてましたが、一昨年US9を履いたらちょうどよく以後主力に。US8の時は痛いわベルクロとベルクロの隙間から足が見えるわで今考えるとひどい状態でした。US9に変えてからは痛みを気にせずに済んだせいか、スメアや極小の粒みたいなホールドにも安心して乗れるようになりました。来月リソールに出す予定なので戻ってきたら垂壁では主力になるでしょう。

5.10の靴はスポルティバに比べてヒールカップが浅いのは周知の事実ですが、踵以外の部分も小さいように思います。今(2017.2)履いてるモカシムオンサイト(US8)もアッパーはパンパンでつま先もちょうどいいのでこれ以上小さいのを履く気にはなりません。

b【ストーンランズVCS Stonelands VCS


あまり?全然?目立たなかったシューズですが、履いてみると結構良かったことを今でも驚いている本靴。アナサジに比べて少しターンインしており、かつ細身、アッパーも高い、ということでより多くの人の足型に対応している?印象です。個人的なアナサジとの違いは、スメアしやすい、ヒールはアナサジの方が良い、という二点です。スメアは単にC4だからかもしれません。ヒールについては経験則です。あと、アッパーのボリュームがあるせいかベルクロをギュッと締められるぶん、エッジングもしやすい気がします。
個人的にはもっと履かれてもよかった靴だなと感じています。

c【モカシムオンサイト Mocasym Onsight

イメージComing soon

アナサジと同等?それ以上?のベストセラーであるモカシムのベルクロ版。エッジングとスメアをはじめある程度どんなムーブやホールドにも対応できる凡庸さは本靴にも健在かと思われます。さらに個人的には素足のような履き心地、足首周りのスッキリ感もお気に入りです。ただ、通常版モカシムとはシャンクが違う?のか固いようで、被った壁では通常版の方がいいのかもしれません。もしリソールするとしたらその剛性をより生かすためにOnyxxに変えるかもしれません。



















d【ミウラー Miura

言わずと知れた名作。20年ものロングセラーは伊達ではありません。私の足に合っているようで39.5を履いてます。ターンインが結構あるためか、最初のうちは小指の付け根などが痛かったですが、ビニール着用で履いてインドアで5回ほど履き慣らしました。徐々に伸びてきます。最終的には結構伸びるのか中古で購入した39も履けてます。じゃあ39買えよて話ですが、小さすぎると各ラバーが剥がれやすいということでこのサイズに落ち着いてます。
性能面では爪先が尖っており、直径1センチほどの浅いポケットや結晶のようなホールドに乗せやすいこと、または「乗れる」と思わせてくれるところが一番気に入ってます。ここは5.10のアナサジやモカシムにはない長所です。エッジングは文句なしですが、スメア、ヒールもなかなかいい。
これからも履き続けられる一足に間違いなさそうです。

e【パイソン Python

イメージComing soon.

ミウラーとならび私の足型にぴったりのシューズ。持ってるシューズの中では一番小さい39を履いてます。柔らかい!すぐ伸びる!しかし外でも使える!ということで、ミウラーを履くまではサイズ違い二足を外と内で履き分けてました。グニャグニャなのでスメア可、そのくせエッジングもなかなかいい。掻き込みはまあまあだけどトウやヒールはバッチリです。足型さえ合えば誰でも一度は履いてみた方がいいシューズの一つでしょう。

f【ジーニアス Genius

イメージComing soon.

派手派手シューズ。薄被りからルーフのためのシューズでしょう。石灰岩のちょっとした窪みのようなホールドに吸い付く、掻き込みもパイソンよりGood。ただ42を履いているにも関わらず親指と人差し指が痛くなってきます。履いた感じは他のスポルティバのより親指側の爪先が丸っこく作られているように感じます、従ってギリシャ型で人差し指や親指が長い人には痛いかもしれません。エジプト型の人が合っている?
他のサイトではスメアもいいという情報を見ましたが、試したことがないので(というか爪先痛いので試す気になりません・・・)ノーコメントです。

g【ミウラー XX MiuraXX】


ミウラー20周年記念のAdam Ondraのsignatureモデル。違いという違いはP3になったことだけですが(細かい点ではまだあります)、履いてみるとこれが結構大きい。まず新品時の足入れ感は通常版に比べて硬く、より痛いです。当然P3とダウントゥの影響でしょうが、もちろんこれは履いているうちに慣れてきます。性能面、特に被った壁での掻き込みと細かいエッジングで遠いホールドを取りにいくとき。ダウントゥが利いている分、掻き込みでは効率よくホールドをとらえ、エッジングではテコの原理のような感じで立ち込むのが楽に感じます。
往年のミウラーファンの方も履いてみて損のない一足かと。

h【マーヴェリック Marverink】

イメージComing soon.

スピードスターの後継ということで形はそっくり。しかし色はというとジーニアスに負けず劣らず派手派手。ビビッドシューズです。性能はというと、まずターンインなしでダウントゥも控えめ、しかも私の足型に合っていて履き心地抜群。100〜110度の石灰岩、インドアのルーフで履きましたが、ツルツルした極小ホールドを爪先で押さえて立ち上がらないといけないようなムーブもしっかりこなすし、ヒールもスローパーみたいのにもきちんとかかります。ただソールラバーが3mmということで外岩でガンガン使ってたら1ヶ月くらいで爪先に穴が空きそう。大事に履かねば・・・。
そのうちスピードスターやコブラと履き比べて見たいなと思ってます。   



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Extreme Ways 山口陽平
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