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ソロでの外岩練習方法9(究極の方法?)

まず前回までで紹介したトップFIXによる練習登攀の要点をまとめると、

1、作業時には必ずセルフビレイ
2、常にロープの状態に気を配る
3、確認作業をいつも以上に
4、常に臆病でいること

すでにクライミングをやられている方であれば上記をわざわざ説明しなくてもいいかと思いますが4番についてだけ。4番の心がある限り1〜3番は疎かになることはないと思い書いてます。登攀しているときはついつい夢中になることもありますが、準備時や登攀直前、終了点では臆病になり今一度1〜3に注意して練習しましょう。

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さて、前回までの記事で紹介した方法ではシンプルすぎて不安な方はこちらのペツルが公式に推奨?している方法があるので見てみてください。

General principles for solo climbing with a fixed belay rope

ただ、前回までの記事で書いたように上記のような方法で練習するとシステム自体が煩雑で、登ることよりシステムに時間と気を使わなければならず返って危険、というか結果的に効率の悪い練習になりそうで、私は前述したシンプルな方法で練習してます。ここまでくるとその人ぞれぞれの価値観の話になるのでしょうが、登攀そのものには直接関係ない動作(チョークは除く)は2つまでにしておきたいものです。通常のリードクラミングでもヌンチャクをピンにかける動作とヌンチャクにロープをかける動作と2つですね。紹介したトップFIXでは、アッセンダーを擦り上げる動作とロープ位置のコントロールの2つは必ず行わなければならず、これ以外の動作は行わないようにしましょう。 

以上です。 

次回記事:ソロでの外岩練習方法4(リードを想定した練習)

※この方法を試される方は自己責任でお願いします。 
仮に事故など起こっても当方では一切責任を負いません。 


福岡、久留米、九州、パルクールとクライミング
Extreme Ways 山口陽平
 
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